完全性信仰と揺らぎ(助走)

哲学史において中世は暗黒時代のような扱いを受ける場合が多い つまりソクラテス、プラトン、アリストテレスの紀元前のギリシア以降の説明では 現代のデカルトまで急に飛ぶ事も少なくない。   この間にキリスト教社会では何をしてい … Read More

マックス・ウェーバーのプロ倫

社会学の幕開けとしても有名なマックス・ウェーバー著作 「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」で扱われる予定説について思うところがあった。 これは経営学にも関わる有名な本なので知っていると思う。   概要としては資 … Read More

クオリティーのメタフィジック2

前回はクオリティーはユークリッド幾何学でいう所の点に由来し、点の集合をうまくまとめ上げる事で形を成し作品としての完成を迎える事にふれた。     ではクオリティーの源泉となる点の存在とはどんなものだろうか。   写真史と … Read More

クオリティーのメタフィジック1

ベートーヴェンの交響曲第五番op.67、邦題では有名な「運命」を含むシンフォニーだ。 ベートーヴェンはすごい。 というかプロイセン時代からドイツ人は様々な分野ですごい人が多い。 音楽を聴くとき、具体的にどのようにクオリテ … Read More

プラトン、カントについて(改訂版)

古代ギリシャの哲学者プラトンが唱えたイデア説というものがある。 これはいわゆるメタフィジック(形而上学)だ。   イデア論とは人間が現実に目にしたり認識したりする事物は現身(うつしみ)であり、本体は別な上位世界のイデアで … Read More

プラトン、カントについて(テスト版)

私的考察の中で重要な人物はプラトンとカントだ。   プラトンは有名な古代ギリシャの哲学者、カントはプロイセン(現ドイツ)の哲学者だ。 その全容について語るには人生はあまりにも短すぎる。 彼らの論説のどこが重要かを指摘する … Read More

構造主義について1

構造主義とは、二者間の相関においてそれぞれの主体性よりも第三者視点での構造を抽出して世界を読み解く思考様式です。 ユダヤ系フランス人のレヴィ・ストロース(2009年没)が唱えて以降、現代では哲学的潮流の最先端に位置します … Read More

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