クオリティーのメタフィジック2

前回はクオリティーはユークリッド幾何学でいう所の点に由来し、点の集合をうまくまとめ上げる事で形を成し作品としての完成を迎える事にふれた。     ではクオリティーの源泉となる点の存在とはどんなものだろうか。   写真史と … Read More

クオリティーのメタフィジック1

ベートーヴェンの交響曲第五番op.67、邦題では有名な「運命」を含むシンフォニーだ。 ベートーヴェンはすごい。 というかプロイセン時代からドイツ人は様々な分野ですごい人が多い。 音楽を聴くとき、具体的にどのようにクオリテ … Read More

プラトン、カントについて(改訂版)

古代ギリシャの哲学者プラトンが唱えたイデア説というものがある。 これはいわゆるメタフィジック(形而上学)だ。   イデア論とは人間が現実に目にしたり認識したりする事物は現身(うつしみ)であり、本体は別な上位世界のイデアで … Read More

プラトン、カントについて(テスト版)

私的考察の中で重要な人物はプラトンとカントだ。   プラトンは有名な古代ギリシャの哲学者、カントはプロイセン(現ドイツ)の哲学者だ。 その全容について語るには人生はあまりにも短すぎる。 彼らの論説のどこが重要かを指摘する … Read More

構造主義について1

構造主義とは、二者間の相関においてそれぞれの主体性よりも第三者視点での構造を抽出して世界を読み解く思考様式です。 ユダヤ系フランス人のレヴィ・ストロース(2009年没)が唱えて以降、現代では哲学的潮流の最先端に位置します … Read More

すぐしぬとか言う

私には未達成の「死ぬまでにやって・行って・見ておきたいマジカルミステリーツアー 」の予定がある。 実に語呂が悪い。 思うに人は、意識の防衛本能によって日常において生きるとか死ぬとかその類の真面目なことを遠ざける機能がある … Read More

人間とは思えない

手が二本あって、先端に指が五本ずつ。 足も同様、形状や大きさこそちがうが構造は近しい。 目玉が二つ、鼻が一つ、口も一つに耳は両サイドに一個ずつ。 そう、私のことである。 否、私のことというよりも、人間のことである。 肌は … Read More

年頭に念頭

いつから自分が自分であることに気付いただろうか。 最近ふと思うことがあり、そのことを考える時の妙な浮遊感を楽しんでいる。       脳内に過ぎるそれは誰ともわからぬ赤子の顔面のマクロ映像で … Read More

1 2 3 4