構造主義について2 by saotomekouki on 2024年9月17日 with コメントはまだありません サルトルは実存主義と左翼活動を追い風に多くの人の支持を集めた。 サルトルとレヴィ・ストロースは高校の同級生だった。 その頃の成績ではサルトルの方が優秀だったようだ。 サルトルはヘーゲルの進歩史観と弁証法的進歩をベース … Read More
構造主義について1 by saotomekouki on 2024年8月28日 with コメントはまだありません 構造主義とは、二者間の相関においてそれぞれの主体性よりも第三者視点での構造を抽出して世界を読み解く思考様式です。 ユダヤ系フランス人のレヴィ・ストロース(2009年没)が唱えて以降、現代では哲学的潮流の最先端に位置します … Read More
すぐしぬとか言う by saotomekouki on 2019年3月11日 with コメントはまだありません 私には未達成の「死ぬまでにやって・行って・見ておきたいマジカルミステリーツアー 」の予定がある。 実に語呂が悪い。 思うに人は、意識の防衛本能によって日常において生きるとか死ぬとかその類の真面目なことを遠ざける機能がある … Read More
人間とは思えない by saotomekouki on 2019年3月8日 with コメントはまだありません 手が二本あって、先端に指が五本ずつ。 足も同様、形状や大きさこそちがうが構造は近しい。 目玉が二つ、鼻が一つ、口も一つに耳は両サイドに一個ずつ。 そう、私のことである。 否、私のことというよりも、人間のことである。 肌は … Read More
年頭に念頭 by saotomekouki on 2019年1月18日 with コメントはまだありません いつから自分が自分であることに気付いただろうか。 最近ふと思うことがあり、そのことを考える時の妙な浮遊感を楽しんでいる。 脳内に過ぎるそれは誰ともわからぬ赤子の顔面のマクロ映像で … Read More
さらば、パイドロス by saotomekouki on 2018年12月3日 with コメントはまだありません 本の虫、と呼ばれるような種類の人は日々の読書習慣を楽しみかつ生活に生かしていることだろう。 私の読書習慣は20代で途切れてしまっている。 今も残る名残りとしては、昔読んだ本をまるで初めてかのように読み返すことに限られてい … Read More
「ちょうどいい」VS「ちょうどいい」 by saotomekouki on 2018年10月29日 with コメントはまだありません 秋の整った部屋はこの世の至上の宝というべきものだ。 塵もない磨かれた床。 深みのあるミルク色の壁。 冴えた色彩と質の高いファブリックで誂えた風になびくカーテン。 味わい深い木材で作られた椅子とテーブル。 そ … Read More
川向こうの住人へ by saotomekouki on 2018年10月9日 with コメントはまだありません 例えばそこに川があって、その川の向こう岸を「川向こう」なんて呼んだりする。 たしか神奈川県の川崎の由来は「川先」(かわさき)で、東京側から見て川の先の方にあることからそう呼ばれたようだ。 &n … Read More
まだ何とも言えない by saotomekouki on 2018年9月28日 with コメントはまだありません 秋は一層深まり、朝晩は少しでも油断すると風邪をひくような季節になった。 先日なんかもくしゃみが止まらない日があって、あからさまに季節の変わり目を思い知った。 東京の … Read More
拘束と戒縛 by saotomekouki on 2018年9月12日 with コメントはまだありません 季節はすっかり秋の様相で、日によって半袖Tシャツ一枚では薄ら寒いほどだ。 「季節の中じゃ秋が一番好きなんだよ」 そんな人も多いのではないだろうか。 & … Read More